ねこぢるとは?絶対に読むべき『ねこぢる』作品の魅力を解説

そもそも『ねこぢる』とは

ねこぢるとは1990年代に活躍した女性漫画家です。

夫は同じくガロ系の漫画家の山野一です。共同で漫画を描いていたこともありました。

また、彼女が描いた作品「ねこぢるうどん」やアニメ化された「ねこぢる劇場」など作品そのものの名称として使われることもあります。

ここでは主に『ねこぢる』関連作品の魅力について取り扱って解説していきます。

作者「ねこぢる」とはどんな人なのか?

「ねこぢる」さんがどのような生い立ちなのか詳しいことを把握する術は残念ながらありません。

しかし、作品を読んでいると相当に変わった人であったことがひしひしと伝わってきます。『ねこぢるうどん』の中に出てくるエピソードは「ねこぢる」さんの実際の経験に基づいて書かれていると感じるものも多く、社会の不条理に対して皮肉たっぷりです。

また、興味深い逸話としては「魚や肉は血の味がするから食べない」や「町で見かけた変な人を凝視してしまい、トラブルになる」などが残されています。

「ねこぢる」さんは1998年に享年31歳という若さで自殺してしまいます。死後のドキュメンタリーでは人気が出始めると同時に仕事量や規制が増え、漫画を描くことに疲れてしまったことや「そもそも死ぬこと自体が怖くない」と話しており、死を恐怖していなかったことが原因として語られています。

『ねこぢる』の作風

『ねこぢる』はガロ系と呼ばれる作品群に位置しています。

ガロ系とは?

ガロとは漫画雑誌『ガロ』に由来します。ガロ系の漫画は『ガロ』に連載されていた漫画やそれに似た作品を指し、アングラな雰囲気を持つことが特徴です。反社会的、シュール、退廃的、不条理的な内容が多く、かなり見る人を選ぶ作風であることが多いです。

『ねこぢる』もかなり独特な世界観で構成されており、皮肉、グロ、不条理でありながらコミカルでどこか笑えてしまうような話が多いのが特徴です。

『ねこぢる』のあらすじ

主人公は猫の姉弟で、姉の「にゃーこ」と弟の「にゃっ太」が一話完結で日常を送っていく構成になっています。

姉弟共に幼く、子供特有の生への残酷さを持っており、平気で人間や虫、他の動物を殺しますが、この姉弟たち自身が不条理を受ける立場になることも少なくありません。お父さんが仕事をしておらず、飲んだくれている点や豚が生物として差別されている点など社会に対する風刺たっぷりの内容になっています。

『ねこぢる』の魅力

いよいよ本題です。『ねこぢる』の魅力について、、、

そもそもの前提なのですが、世の中に不満をあまり感じない人や今の人生が最高に楽しい人はあまり見るべき作品ではないのかもしれません。そういった人は作品のコミカルな「悪意」を楽しみ切れない可能性があるからです。

僕が考える最大の魅力は社会に対する不満・皮肉が面白く描かれているということです。資本主義社会、政治、軍隊への批判を取り込んだ漫画、アニメ、書籍、映画などはこの世に溢れかえっています。僕がそれらを見たときに思うことは「説教くさい」ということです。「こうするべきだ!」「あーするべきだ!」という極端な考えを声高に叫ぶ内容が多く、どこか胡散臭いと感じてしまい、楽しむことが出来ません。こういった経験をされる方は実は多いのではないでしょうか?

しかし、安心してください!『ねこぢる』はそれらのコンテンツとは一線を画す面白さを内包しています。コンテンツ全体を通しては左翼的とも取れる場面も多く、思想の違いから楽しめない人もおられるかもしれませんが、何より子供の純粋さを通して描かれる世界観ですから、日常や社会に溢れる不条理を純粋な疑問として昇華しており、そこから全く想像もつかない方向に話が進む面白さを含んでいます。

それらは主に「ねこぢる」さん自身が感じた純粋な不条理を体現したエピソードは度肝を抜かれるものから哲学的なものなど多岐に渡りますが、『ねこじる劇場』というアニメ作品では難しいことをあまり考えず純粋に痛快な暴力を楽しめるものが多くなっているので、おすすめです!

まとめ

この記事では『ねこぢる』作品の魅力について解説してきました。

是非、取っつきやすいアニメからの視聴をおすすめします。そこから、漫画をどんどん読んで深い沼にハマっていってくださいね!!

この記事を読んだあなたが1か月後、ガロ系の作品を漁る猛者になっていることを祈るばかりです、、、

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